- 東宝エリザ2019、7月末時点で2回観ている
- どちらもゲキシネ花髑髏からスコンとハマっている成河ルキーニ
- 1回目は超前列超下手だったから全体が全く見えなかったけど、2回目はA席最前中央だったので視界はひらけているわ、けっこう近いわで最高だった…毎回こんなベスト座席だったらいいのに
- エリザはウィーン版が最高、特にSerkan Kayaは唯一の存在だと思ってるマンだけど、今回の東宝エリザは本当に本当に良かった
- なにがそんなに良かったかというと成河ルキーニが最高だったから…
- 事前に2016版DVDは確認してたけど、実物を見ると圧が凄いし、明らかに歌がうまくなってるし、演技プランも変わっているしで本当に目が離せない。よって成河ルキーニに偏った感想になる
成河ルキーニとエリザベートと世界の描写
- 成河ルキーニを見ていて思うのは、エリザベートはルキーニが語る物語なんだなあってところ…
- ルキーニが語り部だから色んなシーンにモブとして出てくるし、登場人物や舞台機構はルキーニの力が作用して動くのがわかる
- キッチュのシーンでも示唆されてるけど、この物語はルキーニのただの妄想かもしれないとも思う
- 基本ルキーニが用意した舞台でありつつ、悪夢のシーンでやすりを渡すためトートに呼ばれた瞬間から、物語の主観と客観が入れ替わってると思ってる
- 外側から描写されたルキーニへの切り替えがパキっとあるので
- 主観のルキーニは挙動不審ではありつつもオーディエンスを意識して物語をリードする存在だけど、客観のルキーニは周りのことがわからなくて先がわからなくて自分自身のこともわからなくて不安そうな感じが強い
- やすりでシシィを刺したあと、やすりで口を拭う仕草とか、自分でもなんで刺したのかわかってないというか、一瞬トートの意思なのかシシィの意思なのか、そういったものに憑りつかれているようにも見える
- ラストのトートが迎えにくる場面は、客観のシーンだからやはりエリザベートが死に救いを求めてたんだなっていうのは真実として描かれてるんだろうな~と思ったり
- とにかく今まで何度も何度も観たことのあるエリザだけど、虚実を意識して観れるようになった気がしている
ルキーニメインのナンバー
- 「Hass」がこんなにも注目しちゃうナンバーになるなんて知らなかった
- ガンガンに声を上げたあと「ユダヤ人」でフッと下げるところとか、ヒトラーへの急な切り替わりとか、目が奪われる
- 「Hass」はSerkanよりも成河さんが好きだ…
- ミルクやカフェのシーンとかが特にだけど、成河ルキーニはは民衆を扇動しまくってるけど決して民衆のリーダーではなく、その一部でしかないんだなってなる
- ルキーニは物語の語り部だしガイドではあるけど登場人物じゃないので…
他キャストについて
- 芳雄トートは流石の声量…トートはエコーがきつめにかかってるのもあるけど圧倒的な歌声
- 古川トートはお人形感。帝王でも存在感あるマッチョでもなくそこに居る感
- トートダンサーズのボスかなって印象もあり。
- 剣ゾフィーが好みだった〜!語尾が優しくて理性で厳しくあろうとしてる感じが新鮮で好きだし、ただの嫁姑争いにならない印象を与える。
- 愛希シシィは劇中で年を重ねるごとに納得感が増した!
- 私はいつか真彩希帆ちゃんシシィ&上原理生くんトート&成河さんルキーニの組み合わせで観てみたいんだよ!
- ていうか希帆ちゃんは絶対退団後エリザベートやると確信している。
- 次回は今期ラストのエリザ&初のいくさぶルキーニ!